こんにちは!てらはる(@namaaaz)です。
高橋一生主演のドラマ「僕らは奇跡でできている」を視聴しました!
なんやねん…コレめちゃくちゃ心に染みる超優良ドラマやんけ…!
Amazonプライムを開くとよく表示されていたので、サムネイルだけは知っていたのですが、なかなか見る機会がなく…。
なんとなく「よくある激甘恋愛ドラマではないんだろうなぁ」と思っていたけど、本当にその通りで、私の大好きなドラマの一つになりました。
今回は本ドラマを見た感想をまとめていきます。
あらすじ
動物行動学を教える大学講師・相河一輝は、生き物のことや自分が気になることについて考え始めると没頭してしまい、時に人を困らせ苛立たせる“変わり者”。
しかし、常識や固定観念に捉われない一輝の言動は、周囲の人々の価値観を大きく揺さぶり、好きなことに夢中になっていた頃の純真無垢な気持ちを思い出させてくれる。
ついつい自分を他人と比べてしまうすべての人に贈る、コミカル・ハートフルドラマ!
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感想:そんなものじゃ”あこがれ”は止められねぇんだ!
こんなに楽しそうに生きている大人いる!?
私は見たことない…。
心にグサっとくる言葉はいくつもあったけど、それよりもとにかく一番良かったのが、主人公の相河さんが楽しそうなところ。
リスが渡る橋をかけたり、こんにゃくの製造過程を見学したり、相河さんは何をするにも心からワクワクしています。
相河さんは「やらなきゃいけないこと」や「ワクワクしないこと」で人生を満たしていないのです。
大人になって働き始めると、嫌な仕事をやらなきゃいけないこともあるし、お金のことや将来のことで悩みが尽きない…ということが誰しもあるはず。
その苦しみが、ずっと先にある「自分にとっての幸せ」に繋がっているのなら、今を耐えて頑張るのはありだと思います。
でもそうやって頑張っているうちに、いつのまにか「自分にとっての幸せ」とはかけ離れたところにいることがあります。
「上司の期待に応えなきゃ」
「親がこうして欲しそうだから…」
例えばそうやって自分の心の声を無視し、周囲の期待に応えるためだけに生きようとすると、”ワクワク”や”あこがれ”といった感情は損なわれ、徐々に自分を見失っていきます。
「最近笑ってないなぁ…」
そう思う現代人にこそ、”あこがれ”の素晴らしさを教えてくれる「僕らは奇跡でできている」をおすすめします。
ナナチも言ってますね。
私も何歳になっても、いつも何かにあこがれていたい。
魅力①:相河さん(カメ)と水本先生(ウサギ)の対比
主人公の相河さんと対照的な生き方をしているのが、歯科医の水本先生。
2人の生き方を比べてみると面白いです。
相河さんが楽しそうにしているからこそ、水本先生が辛そうなのが特に際立って見えます。
私もどちらかというと水本先生タイプで、「ジム行かなきゃ…」「残業して仕事終わらせなきゃ…」といつも自分をいじめていたので、この2人の対比を見て考えさせれました。
第1話で相河さんは水本先生にこんな質問をします。
カメとウサギが競争します。ウサギはゴールの途中で寝ます。カメはウサギに追いつきますが、ウサギに声をかけようとしませんでした。
もしかしたらウサギ、倒れているかもしれないですよね?なのに、どうしてカメはウサギに声をかけなかったのでしょうか?
僕らは奇跡でできている 第1話
カメはコツコツ頑張る象徴だから、怠けているウサギを横目に努力を続けたんじゃ?
と思う人が多いと思いますが、相河さんの解釈は違います。
カメは全然頑張っていません。競争にも勝ち負けにも興味がないんです。カメはただ道を前に進む事自体が楽しいんです。カメの世界に最早ウサギの存在はなく、寝ているウサギに声をかけなかったのもその為です。
僕らは奇跡でできている 第1話
なるほどなぁという感じですよね。
逆にウサギは、やりたくないのに無理して頑張って前に進んでいたから、疲れてしまって寝たのかもしれませんね。
魅力②:虹一くんとの交流
同級生と同じことができない少年、虹一くんとの交流も見どころの1つ。
虹一くんのお母さんは、虹一くんのテストの点数をなんとか上げようと必死で、虹一くんの好きな絵や自然を否定し、いつも悩んでいます。
一方、相河さんは虹一くんの良いところを褒め、虹一くんが自然と触れ合う手助けをします。
相河さんのおじいちゃんがそうしてくれたのと同じように。
個性を許容しない日本の今の教育機関は、社会の歯車養成所にしか見えない…。
子供たちの「好き」や「やりたい」を取り上げてまで、偏差値を上げ、良い大学・会社に入ることがそんなに素晴らしいのでしょうか?
私にはとてもそれが素晴らしいとは思えません…。
もし私に将来子供ができたら、子供の「好き」や「やりたい」を目いっぱい満たしてあげたいと、2人を見て思いました。
魅力③:樫野木先生とのいざこざ
相河先生に反感を持っていた同僚の樫野木先生ですが、ある日ついに爆発してしまいます。
好きなことだけやって成功するのは一握りの人間なんだ。
人生の成功者みたいな顔して学生たちを勘違いさせないでほしい。
迷惑なんだよ、悪影響なんだよ。ここから消えてほしい。
僕らは奇跡でできている 第9話
な、なんて器の小さい男なんだ…!樫野木先生!
水本先生の彼氏くらい心の小さい男です。樫野木先生…。
でも現実って、こういう外面が良くて長いものに巻かれる人が、上司に好かれて出世したりするんだよなぁ…。
その点、鮫島教授は彼の本質をよく見ていますよね。グッジョブ。
樫野木先生からブチぎれられるこのシーンは、見ていてとても辛く、相河先生の立場になると泣けてくる悲しい場面ですが、相河さんにとっても樫野木先生にとっても、必然のイベントだったように思います。
というか、こんなに溜まるまで樫野木先生に我慢させていた脚本もすごい(笑)
結果、この一件で樫野木先生は自らの問題に向き合い、相河先生は新しい挑戦をするきっかけになります。
夢をかなえるゾウでも言ってたけど、結局人を飛躍的に成長させるのは逆境なんですよね。
そのときはめっちゃ辛いけど、振り返ってみたら自分の成長をひしひしと感じる。
魅力④:僕はあなたでできている
僕はあなたでできています。
最終話で相河さんが水本先生に言った言葉です。
一見、告白のようにも見えますが、似たような言葉は教え子の学生たちにも言っているため、本人にそのような意図は全くないのが笑えますねw
それにしても、変わり者で今までほとんど人と関わってこなかった相河さんが言うと説得力ある…!
人と関わっていると、楽しい、面白い、辛い、苦しいなど色々な感情が沸き起こります。
一人でいるときよりずっと思い通りにならなくて、振り回されるから面倒くさい。
でもだからこそ、そこから学べることや得られる価値観も多いのでしょうね。
人生は願い通りの道を歩くよりも、脇道に逸れたところに大事なものがあるって誰かが言ってた。
会社の同僚や家族以外のたくさんの人ともっと関わってみたいと思いました。
まとめ:登場人物全員がそれぞれ成長して見ごたえあり
主人公の相河さんだけでなく、登場人物全員がそれぞれ成長するのが本ドラマの見どころ。
様々な個性を持った登場人物の中には、自分に似た境遇の人がいるはず。
是非、個性豊かな登場人物に共感しながら物語に没頭してほしいです。
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補足:山田さんのピリ辛きゅうりレシピ
相河さんが美味しそうに食べる「山田さんのピリ辛きゅうり」ですが、検索してみたらなんとレシピがありました…!
山田さんのピリ辛きゅうり by クック7QTEIU☆母が作ってくれたので食べてみたら、めっちゃ美味しかった!我が家の定番メニューになりそうです。
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