下記の投稿で、歯並びに悩んでいる人は、ローンを組んで今すぐにでも「歯科矯正」を始めるべきだという話をしました。
歯科矯正、なるべく早く始めた方がいいのは分かるんだけど、
かなりお金がかかるし、医療費控除が適用されるのかよく分からん。。
お得に治療したいというのもあって、ずっと先延ばしにしてる。。
その気持ち、分かります!
私の場合はあまり後先考えずに始めてしまったんだけど、
だからこそ、これから歯科矯正を始める人に
できるアドバイスがいくつかあるから、紹介するね!
いざ「歯科矯正を始めるぞ!」と思い立っても、始めるにはたくさんの困難を乗り越える必要があります。実際に歯科矯正を行い、現在保定期間中の私、てらはるが考える「歯科矯正を始めるデメリット」を3つの分類に分けて整理してみました。
「歯科矯正」を始めるのを難しくする壁
それでは1つずつ詳細と対策の説明をしていきます!
お金がかかる
歯科矯正を始める上で、まず一番最初に思いつくデメリットなのではないでしょうか。
自分の場合、治療開始~現在までにかかった費用(税込)は下記の通りです。
内容 | 費用 |
検査料 | 46,440円 |
基本料金 | 702,000円 |
保定装置料 | 43,200円 |
合計 | 791,640円 |
内容 | 費用 |
調節料 | 3,240円/回 |
合計 | 3,240(円)×49(回) = 158,760円 |
医療ローンを組んだ額と、毎回の通院でかかった費用の合計金額 950,400円 でした。
残りあと16ヶ月の保定期間で4回程通院することを考えると、+12,960円となるので、
歯科矯正にかかる費用の合計金額 約97万円 となりました。
世間一般で歯科矯正には100万円程度かかるといわれているのは、あながち間違いではないようです。
私の場合、最初は医療ローンを組み、月々16,299円(ボーナス月69,486円)の返済で5年かけて完済する予定でした。
しかしなんとか繰り上げ返済ができましたので、現在の負担は通院時にかかる調節料のみです。
自己投資にもお金をかけつつ、サイドFIREをするのが自分の夢ですが、それにしても痛い出費でした。。
ただしこの出費のおかげで、一生持続する美しい歯並びを手に入れられたので、全く後悔はしていません。
医療費控除が適用されるのかよく分からない(とにかくお得に治療したい)
そもそも医療費控除?って聞いたことはあるけど、実はよく分かっていないんだよね。
確定申告?しないといけないらしいけど、面倒で調べられてない。。
任せて!それについても「歯科矯正」目線でバッチリ説明します!
そもそも医療費控除とは何か?について、ざっくり説明します。
医療費控除とは?
1年間で自分や家族が支払った医療費のうち、10万円を超えた分が控除される制度です。
会社員の方ならば、毎年年末に「年末調整」を行うことで、既に支払った税金と実際に支払うべき税金の調整をします。
しかし、医療費控除の場合は、「年末調整」では申請できず、毎年2月~3月実施の「確定申告」にて申請する必要があります。(確定申告書の作成については、結構厄介なのでまた別記事にしますね。)
例えば、確定申告で医療費控除を申請すると、歯科矯正治療費約97万円から10万円を超えた分、87万円分が控除されます。
詳しい計算はここでは省略しますが、私の場合は歯科矯正治療の医療費控除申請を行ったことで、約5万円程度の税金還付がありました。5万円ってかなり大きいですよね!
「歯科矯正」における医療費控除の対象例
5万円還付はすごい!
でもたしか審美目的の歯列矯正は医療費控除の対象にならないんじゃなかったっけ??
その通り!
ただし「不正咬合等の病気治療により歯科医師が判断した歯列矯正」
ならば医療費控除の対象になるのです!
「審美目的」と「病気の治療目的」の歯列矯正であるかをどう証明する?
ここで問題になるのが、「審美目的」と「病気の治療目的」の歯列矯正であるかをどう証明するのか、です。
実は確定申告する際、記載が必要なのは「病院名」と「支払った医療費の額」のみなので、特に証明する書類の添付は必要にならないのです。
ただし、病院名が「○○矯正歯科」となっている場合は、税務署から確認の連絡が来る可能性もありますので、私は事前に念のため担当医から診断書をもらっておきました。(いつ税務署から確認の連絡が来ても、審美目的でないことを証明できるように。。)
矯正歯科の受付の方に「医療費控除申請のために診断書をいただけないでしょうか。」と一言いえば、すぐに事情を分かって「病気の治療目的」であることを証明する診断書を発行してくれると思います。
そうは言ってもやっぱり手続きが面倒…
そういう方も大丈夫!確定申告をしていなくても、5年前まで遡って申請できます!
病院からもらった領収書や診断書を大事にとっておいて、気が向いたときに申請しましょう。
痛みが強い場合がある
私の場合、あまり痛みを感じにくいタイプのようだったので、これに関してはそれほど悩まなかったです。
ワイヤー矯正の場合、最初に一番細いワイヤーから取り付けていき、慣れていくとどんどん太いワイヤーに替えていく、ということを行います。
太いワイヤーになればなるほど、かかる力も増えるので痛みも感じやすいのですが、自分の場合は一番最初に取り付けた細いワイヤーが一番痛かったです。
痛みの感覚としては、鉄バットで殴られるような瞬間的な痛みではなく、膝の上に石を置かれるような、延々に痛みが続く地獄のような感覚でした。。(江戸時代にそんな拷問があったようですね。)
ただし、その痛みに慣れてしまえば、「痛い方が早く動くんだ!」という風に痛みもポジティブにとらえられるようになるので、振り返ってみると意外と辛くありませんでしたし、それ以上に歯並びが綺麗に整っていく快感の方が勝っていました。
矯正器具のせいで口内炎になる
私の場合はワイヤーを歯の表側につけていましたので、唇の裏あたりに口内炎ができることが多かったです。でも正直、ワイヤーの締め付けの方が痛いですので、口内炎は気になりませんでした(笑)
それよりも、ワイヤーの締め付けにより歯が動いた後、ワイヤーの先が口の奥に当たる状態になることで常にワイヤーが口に刺さった状態になって口内炎ができるのが辛かったです。
ワイヤーが刺さるたびに矯正歯科に行っていました。
でもワイヤーが刺さるということは、治療が早く進んでいるということなので、喜ばしいことです。
口内炎、カモン!!
矯正器具を付けるので、虫歯になりやすくなる
これは覚悟しておいた方がいいと思います。
自分も食後は必ず歯磨きしていましたし、ジェットウォッシャーや電動ブラシ、フロスなどの歯磨き器具を駆使して歯磨きしていましたが、ワイヤーを外した後に検診をしたら、10箇所以上軽い虫歯に蝕まれていました。。。
そのとき使用していたジェットウォッシャーは下記のモデルです。
ワイヤーに引っかかった食べ物を歯ブラシで取る作業を毎回行っていると、歯ブラシがすぐにボロボロになってしまいますが、ジェットウォッシャーがあれば水圧で食べかすを取り除いてくれてとても便利!
丁寧に歯全体に水を当てることを考えると、コンパクトタイプよりもこちらの据え置きタイプがお勧めです。(水を追加する手間が省けるので)
少し高いですが、ワイヤー矯正期間が終わればメルカリ・ラクマでも販売できますので、お得!
歯科矯正中はなるべく虫歯のリスクを減らせるよう、歯のメンテナンスグッズを駆使しましょう!
見た目がごつくて気になる
金銭面よりも何よりも、10代20代という若くて綺麗な時期にごっついワイヤーを歯に取り付けて写真を撮られるのが嫌…。
という声、かなり多そうです。
たしかに私もちょうど歯科矯正を始めた時期が、結婚式予定日の半年前だったので、そこはもうどうにでもなれという気持ちで歯科矯正を始めました。(実際結婚式はキャンセルになったので、不本意ながらどうにかなってしまいました(苦笑))
矯正歯科によっては、結婚式や卒業式などの一大イベントの日のみワイヤーを外してくれるところもあるので、病院に相談してみるのがいいと思います。(実際に私のそのつもりでした。)
ちなみに、私の場合の歯科矯正中の写真が下記になります。
一番辛かったのが図1のゴムかけ時期。
これは最後の歯列微調整で必ず必要な工程になるのですが、口の左右を横断してゴムかけを行っていたので、めちゃくちゃしゃべりづらいし、あまり人に見せたくなかったです。
しかし、今はコロナ禍!!
マスク必須の世の中なので、歯科矯正治療をするなら絶好の機会ではないでしょうか?
実際に私も、ゴムかけ姿を職場の誰にも見られることなく治療が完了しました!
しゃべりづらい
私の場合は、しゃべりづらい時期が3回ありました。
上顎にインプラントを埋め込んだ時期
普段あまり気にしていないと思うのですが、人は発音するときに上あごに舌をくっつけて発音することがありますよね。
「なにぬねの」と口に出すと分かると思うけど、
舌が上顎のインプラントにこすれて痛いのなんの。。。
私の場合はだいぶ後半までインプラントが上顎に刺さっていたので、その間は「カラオケとか辛いェ」と思っていました。
ゴムかけをした時期
今日の矯正歯科進捗
— てらはる@クライマー女子 (@namaaaz) July 25, 2020
・ゴム掛け2本→3本に増加
・上下のゴム掛け→上下対角線のゴム掛け追加
いよいよ日常生活が困難に…。
舌を動かすとゴムに当たってうまく発音ができないんですよね。。
でもゴムかけ作業は非常に大切で、サボると一生歯並びが綺麗にならないので我慢して行う必要があります。
保定装置をつけた時期
これも上顎。上顎のプラスチックが発音を邪魔してくるの。。。
私の場合は大事な打ち合わせのときは、保定装置を外して話していました。
が、この保定装置も非常に重要でこれを付けるのをサボると歯並びが元の状態に逆戻りしてしまいます。。
矯正器具を付けるので、歯磨きが面倒くさい
ジュース飲んだら歯磨き、間食したら歯磨き、飲み会後は歯磨き。。。
もう一生分歯磨きしたんじゃないかってくらい、歯科矯正中は歯磨きをしまくることになります(笑)
それも普通の歯ブラシだけでなく、ジェットウォッシャーや電動ブラシ、フロスなどの歯磨き器具を駆使して歯磨きしないと綺麗にならないことも多いので、本当に面倒でした。
しかし逆にとらえると、間食を控えたり、歯の手入れをこまめにしたりする習慣がつくのは良いことですよね!
それに歯磨き地獄は2年やそこらで終わりが必ずきますので、気長に頑張っていきましょう。。
定期的に矯正歯科に通う必要がある
私の場合は、メインの治療期間の2年間は月に1回、メインの治療が終わった後の保定期間2年間は4か月に1回のペースで通っています。
ワイヤーを固定するためのブラケットと呼ばれる装置が外れてしまったり、ワイヤーが歯茎に刺さって痛い、などのトラブルは絶対にありますので、不定期で通うケースも多々ありました。
そういったトラブル発生時はすぐにでも処置してもらわないと痛くて辛いですので、矯正歯科は何よりも通いやすさで決めるべきだと思います。
まとめ
「歯科矯正始めたい!」
そんな人にとって、やはり「歯科矯正」のハードルは高いと言わざるを得ません。。
ただ矯正した後で後悔した人を私は見たことがないし、私はローンを組んででも早いうちにやって本当に良かったと思っています。
最後に上で長々と書いてきた、「歯科矯正」を始めるのを難しくする壁とその対策についてまとめて締めようと思います。
閲覧ありがとうございました♡
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