単位落としまくった劣等生でも、大企業メーカーのエンジニア職を選んで良かった話【収入や自己成長においては満足でした】

ライフスタイル

私は2018年4月から4年8ヵ月、某大企業メーカーでソフトウェアエンジニアをしていました。

入社する前、大学では単位を落としまくる落ちこぼれで、卒業単位はぎりぎりの124単位。(あと1単位でも落としたら留年していましたw)

それでも就活を頑張って、なんとか大企業のメーカーに就職することができました。

その後は仕事に対して色々思うところがあり、現在は退職してしまいましたが、就職したことに後悔はしていません。

今回は、単位を落としまくった劣等生の私でも、大企業メーカーのエンジニア職を選んで良かった理由について話したいと思います。

読んでほしい人
  • 大学で単位を落としまくったが、大企業メーカーへの就職を検討している人
  • 大企業の内定をもらったけど、やっていけるか心配な人
  • エンジニアになりたいけど、生活がいまいちイメージできない人

書いた人:てらはる

✅自然が大好きな自転車系YouTuber

✅元社畜エンジニアとして製品開発に勤しんでいた

✅夢は地元の山梨でサイドFIREすること

私が大企業メーカーにエンジニア職で入社した理由

安定した収入が欲しかった

私は奨学金を借りて大学に通いました。

月8万円の奨学金で学費と生活費をまかなうのは結構大変で、学費が払えないことを恐れてバイトのシフトを増やしたり、家賃納入の期限を遅らせてもらったりと、お金には苦しんできた自負があります。

てらはる
てらはる

奨学金のおかげで大学を卒業できたから、感謝はしています!

しかし、社会人としてのスタート地点に立ったときに既に大きな借金を抱えている状態というのは、精神的にしんどいです。

私の場合は44歳まで奨学金の返済が続きます。

とにかく奨学金の返済、各種税金の支払い、食う飯に困らない生活を第一目標に就活をしました。

優秀な人が多い場所で自分を成長させたかった

大企業は採用人数が多いので、色々な地域から色々な能力を持っている人が集まります。

そして、大企業はそれなりに就職難易度が高いので優秀な人も多い

今まで周りにいなかったような人たちと一緒に開発することは、自分にとっての成長に直結すると思いました。

また利益を多く出している大企業は、開発費が潤沢です。

そのため、予算をそこまで気にせずに色々な開発に着手でき、経験値をたくさん積むことができます。

そう踏んだ私にとって、大企業で働くのはメリットしかないと思いました。

大企業での実務経験が欲しかった

例えば医師や看護師など、卒業と同時に国家資格を取得して、手に職をつける人たちは多くいます。

一方で、私は大学の工学部出身。

工学部に直結する職業であるエンジニアに必須の資格は特にありません。

(基本情報技術者試験など、IT関係の資格はあるにはありますが、正直採用ではほとんど重視されません。)

新卒採用の場合、資格の有無はもちろん、実務経験も考慮されないので、ポテンシャルのみで大企業への就職が可能です。

しかし、エンジニアの中途採用の場合は実務経験が命

エンジニアの求人票を見ると、応募必須条件としてこのような内容が書かれていることが多いです。

【応募必須条件】
・エンジニアとしての実務経験3年
・〇〇言語での開発経験
・〇〇関係業務の経験
 …etc

知名度がある大企業の場合は特に、応募条件が厳しい傾向があります。

(未経験OK!な大企業のエンジニア求人…私は見たことありません。)

つまり実務経験がイマイチなエンジニアは、選択肢が大幅に狭まってしまうのです…。

てらはる<br>(大学3年生)
てらはる
(大学3年生)

新卒切符は一度しか使えないんだ!

それならできる限り効果的に使わなければ…!

…そう思った私は、なるべく知名度がある大企業に就職し、その後、万が一転職をする場合に有利になるような実務経験を得ることを目標に就活をしました。

エンジニアとしてやっていけるか試してみたかった

IT業界は引く手あまたで、収入も高い傾向にあります。

そのため自分の適性や本当にやりたいことを重視するよりも、需要のある業界で働くほうがいいと思いました。

ちなみに私は高校時代、一番好きだった科目は地理。

理数系科目が一番得意というわけではなく、大学では登山とバイトばかりしていて単位を落としまくったので、大学で習った内容をフルで使うエンジニアになるのはそれなりに心配でした。

だからこそ、自分のエンジニアとしての適性がどの程度あるのか、試してみたいと思いました。

てらはる
てらはる

せっかく工学部を出たんだから、一度はエンジニアになってみたいじゃん?

横文字でかっこいいし(爆)

入社した結果よかったこと

残業代も含めれば収入は満足できた

入社したての頃は残業もなく、月々の手取りが20万円を超えないことが多かったですが、入社4年目くらいになると、残業を頑張らなくても20万円は超えるようになりました。

これは私の能力が認められたからではなく、単に年功序列で基本給が上がったからです。

目を見張るような成果がなくても、普通に仕事をしていれば毎年基本給が上がるのは、これと言ったスキルがない私にとって安心できました。

頑張って残業をすれば月々の手取りが30万円を超えることもありました。

これは都会で一人暮らしをしていても十分足りる額だったので、奨学金返済や生活費捻出が苦になることはなかったです。

てらはる
てらはる

歯科矯正で100万、自動車購入で230万使っても、支払いに問題ありませんでした。

学生時代貧乏した分、使ってもいいよね…!?

優秀な人と働いて、社会人としての基礎を身に付けられた

大企業で働き始めて驚いたのは、本当に様々な地域、大学から入社している人が多いということ。

北海道や兵庫など日本各地から来ていたり、中国やインドなどの海外から来ている人もたくさんいました。

出身大学も東大、京大など様々な大学出身の人がいました。

一緒に仕事をしていても、その人たちのレベルの高さはひしひしと感じましたし、良い刺激になったと思います。

ちなみに私が「この人優秀だなぁ」と思った人の共通点として、

色んなものに興味があって行動力があり、コミュニケーション能力が高い外向型の人

が多いように感じました。

採用面接で重視している項目だからか、そういう人が多いのかもしれません。

優秀な人たちに囲まれて仕事をした結果、私自身かなり成長できたと思います。

ただしエンジニアとしての技術面で、というよりは、社会人としての基礎という面で成長を実感しました。

  • 一歩一歩問題を解決していく地道な積み重ねが大切であること
  • 手っ取り早く成果は得られないこと
  • PDCAを回して改善すること
  • 報連相が重要であること
  • 事前の根回しが重要であること
  • タスク管理能力
  • 論理的思考力 …etc

仕事を通して実感した、人生に役立つ教えは数知れません。

仕事で怒られて、落ち込んで、同僚と飲んで、ロードバイクで気晴らしして、また頑張る。

そんな日々が私を少しずつ成長させてくれたのだと思います。

今となっては、時間と労力をかけて私を叱ってくれた上司に、本当に感謝しています。

履歴書に書ける実務経験を得られた

正直、大企業でエンジニアをやってみて、自分の強みとなるスキルを得られた気は全くしていません

というのも、大企業での製品開発は規模が大きいので、1人ひとりに振り分けられる業務が非常に小さいです。

そして、基本的には、できるようになった業務をまた割り振られることが多いです。

会社としても「その人の教育のために、やったことのない業務を積極的に割り振る」なんていうリスクの高いことはしないのでしょう。

てらはる
てらはる

声を大きくして「私これがやりたいです!!」と上司に言い続ける忍耐力が必要です。

ただし自分に割り当たっている膨大な作業を消化できればの話ですが…。

…ここまで悪い点を話してしまいましたが、こんな風に「自分の強みとなるスキルがないなぁ」と思っても案外大丈夫。

「実務経験3年」をクリアしているエンジニアであれば、転職はそこまで困らないのでは?というのが私の感想です。

ちなみに私の場合、転職活動を始めてから1社目の面接で合格しました。

結構苦戦すると思っていたのに、意外とあっさり決まってしまったので、拍子抜けしました。

自分が意外と器用な人間なことが分かった

私は人とコミュニケーションをとることが好きです。

でも計算とか論理的思考とかはちょっぴり苦手。

それなのに全くコミュニケーションをとらない職場で、計算や論理的思考をフル活用する業務をすることになりました。

てらはる
てらはる

(2の8乗…?なんだっけ。いいや、もうめんどいから調べちゃお。)

最初から「自分に向いていない仕事だなぁ」と思っていましたが、それなりにこなせました。(自分ではそう思っているw)

自分が退職しようと決意しなければ、おそらくずっと働いていたと思います。

採用されたのは「そこで働いて価値を生み出せる人」だと誰かに期待されたから

「採用されちゃったけどやっていけるか心配…。」

という人も、それは杞憂に終わるのでは?と思います。

まとめ

「エンジニアに興味あるけど、私に務まるかな…。」

「単位めっちゃ落としたし就活が心配…。」

そう悩んでいる人もいるかと思います。

でも結論、

やる気さえあれば、なんとかなります!!

なんとかならなかったら辞めればいいんです。

思ったより人はたくましく生きていけるので、安心してください。

自分の「やってみたい」という気持ちに正直に生きることをオススメします。

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