「住みたい部屋が見つかって内見に行くけど、何に注目して確認すればいいか分からない。」
「内見に行かずに物件を契約しようとしているけど、大丈夫かな?」
このようにお悩みではないでしょうか?
ちなみに私てらはるは、今年で一人暮らし歴9年目。
引っ越した回数は脅威の7回、ということで意図せずベテランの域に達してしまいました…。
そんな「一人暮らし・引っ越しのプロ」である私てらはるが、部屋選びで失敗したこと・良かったことなどの経験を交え、今回は「設備面」という観点で、内見に行くときに必ずチェックすべき設備について解説します。
書いた人:てらはる
✅自然が大好きな自転車系YouTuber
✅社畜エンジニアとして製品開発に勤しむ
✅夢は地元の山梨でサイドFIREすること
内見時に必ずチェックすべき設備
前回の記事では「引っ越しで損しないためには交渉が命」と書きました。
ただしそれは金銭面に関する内容で、今回の設備面で「計測が命」となります。
内見に行くときは必ずメジャーを持っていき、メモを忘れないようにしましょう。
快適に過ごせる広さか?
内見に行く前、事前に間取り図で部屋の広さを確認すると思います。
荷物が少ない人は1Rの6帖でも足りますし、荷物が多い人は1LDKくらいの部屋の広さが欲しいかもしれません。
私の場合は6~8帖の1R, 1Kを探すことが多いのですが、写真では広く見えていたのに、実際に行ってみると案外狭く感じたり、部屋が縦長で使いにくいなぁと感じることがありました。
自分が持っている家具をどう置くかイメージしながら内見すると、内見したときと実際に入居したときとのギャップが少ないです。
そのため、内見時にはメジャーで部屋の縦幅・横幅を測り、後で自分が持っている家具を置いたときのレイアウトを考えるといいです。
↓私が検討したときの例
この部屋は縦長だったので、セミダブルベッドの配置がうまくいかなくて悩みました…。8帖もあったので広々と過ごせるかと思いきや、実際に入居してみるとかなり狭く感じました。
この部屋は、黒い部分が壁になっているため、どうしても家具の配置が制限されてしまって悩みました。「てらはる新居1件目レイアウト」に比べて面積は狭いですが、実際に入居してみると案外広く感じました。
大きい家具が多いので、正方形に近い形の方がうまくスペースを活用できたからかもしれません。
このように事前に家具の配置まで検討しておくと、実際に入居したときに「あれ?なんか違うな?」などの違和感を持たずに済みます。
収納が十分なサイズあるか?
クローゼットなどの収納が全くない物件も多くあります。
元々そういう部屋に住んでいる人は、棚やラックなどの収納家具を持っていることが多いと思うので、問題ありません。
ただ元々クローゼットを使っている人が、収納が全くない部屋に引っ越すのはおすすめしません。
理由は、物の置き場所に困り収納家具を購入する出費がかかるため。
また収納がある物件でも、収納のサイズが増えるのか、減るのかもしっかり認識しておきたいです。
これは目視ではよく分からず、しっかりメジャーで測って数字で比較する必要があります。
実際に引っ越してから、実は収納が減ったことが分かり、収納家具買い直しになるパターンが多いので注意です。
ちなみに私もそのパターンで、入ると思っていた衣装ケースがギリギリ入らなかったため、衣装ケースを処分したり、突っ張り棒の長さが足りなかったため、買い直した経験があります。
「だいたい同じくらいのサイズのクローゼットだから大丈夫!」と考えていたら、洋服が半分しか収納できなかった私…。
コンセントが使いやすい位置に複数あるか?
電化製品をたくさん使う現代人にとって、コンセントはかなり重要。
コンセントが1か所しかないと、そこから延長コードなどで電気を引きまくる必要があり見栄えも悪く、足に引っかかったりして危険です。
私の体感になりますが、1R、1Kの場合は部屋に最低3か所あると問題ないです。
また1Kの場合はキッチンにコンセントがあるかどうかも必ず確認してください!
キッチンにコンセントがない場合は冷蔵庫、洗濯機を置けないことになるので、実際に入居したときに泣くことになります。
駐車場や駐輪場があるか?
車を持っている場合、駐車場の有無は重要です。
近くの月極駐車場を契約してもいいですが、車が遠い場所にあると、せっかく車を持っていても気軽さが損なわれます。
車で行けばいいのに面倒だから辞めておこう…と出不精になる可能性大です。
そして重い荷物や大きい荷物を運ぶときはやはり不便です。毎週のスーパーの買いだめが非常に面倒になります。
また運よく契約物件の駐車場を使用できたとしても、駐車場所は管理会社側で勝手に選ばれるため要注意です。
壁際などの駐車しにくい場所や、電柱の近くなどになる場合があるので、事前にどの場所になるか問い合わせるのが無難です。
自転車を置く駐輪場は、屋根の有無も重要です。
屋根がない場合は雨ざらしで駐輪することになるので、サビなどの劣化が早まります。
靴箱があるか?
靴箱の有無は結構見落としがちではないでしょうか。
「靴が2足くらいしかないから靴箱は不要!」というミニマリストの方もいるかもしれませんが、特に女性は靴が多くなりがちな気がします。
ちなみに私は一時期ミニマリストを目指して靴の断捨離をしていましたが、どう頑張っても10足以下にはできず、諦めました…。(登山やロードバイクが趣味だとどうしても靴は増えてしまいます。)
備え付けで靴箱がない場合は、靴を置くためのシューズラックを購入する必要あります。
私は一時期靴箱がない部屋に住んでいたので、下記の商品を購入して靴を収納していました。
木製とは違って素材が軽いので簡単に動かせますし、組み立て式なので引っ越しや処分も楽々でした。
網戸が固定式ではないか?
網戸ってスライドできるイメージですよね?
私もその認識でした…。
ただし築年数が長い部屋だと、網戸が固定式の部屋があるんです!
私は以前、内見のときに網戸を確認せず、実際に住んでみてから、網戸がねじでしっかり止めてあり、自由にスライドできないことを知って愕然とした経験があります…。
網戸がスライドできないって結構不便です。
特に築年数が長いけどリノベーションしてる部屋を検討している人は、ちゃんと確認した方がいいです。
キッチンのシンクとコンロの間に作業スペースがあるか?
料理する人、これめっちゃ大事ですよね!
私の場合、ガスコンロが1口なのは許容できますが、シンクとコンロの間にスペースがない物件は無しかなぁと思っています。
だってこれ料理させる気ないですやん。
どこで食材を切れというんだ…。料理する人は結構ストレスだと思うんですよね。
多分、湯を沸かしてカップラーメン食べることしかできない…。
部屋の中に洗濯機を置く場所があるか?
屋内洗濯機置き場がある家って、実はそんなに多くないんですよね。
特に安さ重視で物件選んでる人には分かってもらえると思います。
屋外にしか洗濯機を置けない、またはどこにも洗濯機を置けない物件は未だに多いです。
そういう物件に住んでいる人がコインランドリーを使うから、巷にはコインランドリーが多いんだなぁと納得しました。
洗濯機を既に持っている人が、引っ越しのために洗濯機を処分するのは悲しすぎますし、屋外に洗濯機を置くのはセキュリティとか音とか劣化など色々気になると思うので、なるべく室内洗濯機置き場がある部屋を選ぶのが無難かなと思います。
1Kの場合は、冷蔵庫を置く場所がキッチンにあるか?
1Kなのにキッチンに冷蔵庫を置けない部屋って結構多いです。
この場合、リビングに冷蔵庫を置くことになるので料理をする人は結構不便。
あとは寝るときに冷蔵庫のブーンって音が結構気になると思います。
エアコンはガスエアコンではないか?
私も最近知ったガスエアコン。
ガスエアコンはガスを使って動かすエアコンのことで、一般的な電気エアコンに比べて急速暖房が可能です。
一般家庭ではあまり使われておらず、業務用が多いとのことですが、私が引っ越した部屋にはなんとガスエアコンが設置されていました!
入居してガスの立ち合いしたときに初めて気づいた!
基本的は電気よりガスの方が若干価格が高いことから、ガスエアコンをガンガン使っているとガス代が恐ろしく高くなってしまう可能性が高いです。
内見時に業者さんに聞いておきましょう。
ガスはプロパンか、都市ガスか?
ガスは都市ガスの方が安いというのは一般的によく知られている話です。
私はどちらの部屋も住んだ経験がありますが、プロパンガスは都市ガスの約2倍の値段でした…。
↓ガス代の明細(22年1月までは都市ガス、22年2月からはプロパンガス)
都市ガスの場合は高くても月々2,000円ほどだったガス代が、プロパンガスになった途端に倍の4,000円ほどになっているのが分かると思います。
家賃が安くてもプロパンガスのせいでトントン、ということもあるので要注意です。
インターネット環境があるか?
「さすがに都会だから電波はあるでしょ」
「電波なくてもWifi環境があるから大丈夫」
そう思っているかもしれませんが、油断してはいけません。
私がそう思って爆死しましたから…。
都会だと思って油断していたら、どうやら建物に遮られていたせいなのか、実際に入居したときに電波がなくてLINEすらできませんでした…。
電波が通じるかどうかは実際に内見してみないと分かりません。
インターネットの移設手続きは結構大変で、かなり前から予約しておかないと、入居してすぐには使えないことが多いです。
入居日までにWifi環境を構築できなかった場合、インターネット必須な現代人にとっては、死ぬのと同義になってしまいます。
そして友達や恋人が遊びに来たときにもかなり不便です。
電波がちゃんと通じる物件を選びましょう。
また光コンセントがない部屋も致命的です。
光コンセントがない場合は、自分でモバイルルーターを契約するか、光コンセントの開通工事をする必要があります。
しかし工事をする場合、壁に穴を開ける必要があるという理由で管理会社に断られる可能性大です。
無料インターネットも注意が必要です。
理由は、アクセスが集中する時間帯にネットが遅くなる危険性が大きいため。
職場、駅などの普段行く場所までの距離は許容範囲内か?
普段行く場所が家から遠いと、QOLが著しく下がります。
例えば、毎日職場まで長時間満員電車に乗る生活は、心も体もボロボロになります。
家や職場から遠いジムを契約すると、すぐにジムに行く習慣がなくなってお金だけ払う幽霊会員まっしぐらです。
人生はとにかく時間が大事!
日常の動線を意識して部屋を選びましょう。
Google mapを使って確認してもいいですが、実際に歩いてみないとイメージが湧かないことは多いです。
例えば、間に大きな道路があって通勤時間帯はかなり渋滞しているとか、最寄りのスーパーの品ぞろえが少ないから遠くのスーパーに行く必要があるとかですね。
なるべく内見に行くときに、実際使うルートを体験してみると間違いがありません。
上図は私の理想の距離感。
電車は疲れるし時間のロスが多いので乗りません。
普段行く場所がロードバイクで10分以内だとノーストレス!
周囲に騒音の発生源(線路や工場など)がないか?
「Googlemapで見たときは大丈夫と思ったけど、案外電車の音が気になるな…。」
これ、あるあるです。
内見でしか分かりませんが、内見の時間が短かったり、業者さんと話していると案外気づかないことも…。
早朝から夜遅くまで走る電車の音は結構負担です。
「線路沿いの物件ではないから…」と安心していても、車や飛行機の音が気になることもあります。
またドームや工場などの施設が近い物件にも注意が必要です。
私、YouTube動画撮るのに電車来ちゃったら撮り直してたもん。
超めんどいで。
治安が悪い地域ではないか?
治安の良さも、実際にその地域に足を運んでみないと分かりません。
・夜の店が多い地域
・ヤンキーがあつまる地域
・暴力団事務所が近くにある地域
は辞めておくのが無難です。
最寄りの駅やゴミ捨て場の様子を見て、治安が悪そうだったら再検討するのも一手。
逆に、家の近くに公園があって、子供たちが楽しく遊んでいるような地域は問題ないと思います。
まとめ
たかが内見、されど内見。
引っ越しはお金も労力もかかる、人生の一大イベントです。
後悔しないようにしっかり準備を整えて内見に挑みましょう。
入居して水道契約したのに、1週間水道が出なかったときは焦ったなぁ…。
「上水道にゴミが詰まってました!」って言われたもん…。
こんなことが無いように皆気をつけて!!
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